大地のコレクション展2022

小松 宏誠

小松 宏誠 1981 -

小松 宏誠 1981 -

1981年生まれ。東京芸術大学大学院修了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして活動を開始、来場者が参加できるインタラクティブな作品の展示を行った。2014年に独立し、Kosei Komatsu Studioを設立。「浮遊」への興味から「鳥」や「羽根」をテーマとした作品を続ける。その経験を生かし「軽さ」「動き」「光」をキーワードに、自然が持つテクノロジーと人間の生み出したテクノロジーが交錯する表現を追求している。現在、美術館での作品展示をはじめ、商業施設やコンセプトショップなどの空間演出も行う。「Wearing Light」ISSEY MIYAKE とのコラボレーション(2014)、「LexusInspired by Design」の CM に作品が起用(2014)、「六本木ヒルズ ウエストウォーク クリスマスデコレーション "Snowy Air Chandelier"」(2014)を制作し「DSA 日本空間デザイン賞 2015」優秀賞を受賞、「ミッドランドスクエア クリスマス装飾」(2015)が Red Dot Award 2016 Communication 部門で受賞、「夏木マリ・印象派 NEO vol.3 不思議の国の白雪姫」へ美術協力(2017)、「日本博」2020 オープニング・セレモニーにてインスタレーションを担当するなど、アートの領域を拡張している。

■略歴
1981 徳島県生まれ
2004 武蔵野美術大学 造形学部 建築学科卒業
2006 東京藝術大学 大学院美術研究科 修士課程(デザイン科)修了
2006~2014 アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして活動
2014 ~ Kosei Komatsu Studio設立
2022 ~ 武蔵野美術大学建築学科 特任准教授

■主な活動歴
2021 「花火のモビール 万花四様」 ー (グランフロント大阪 / 大阪)
「2021となみチューリップフェア特別展 魔法の美術館」 ー (砺波市美術館 / 富山)
2020 「日産ギャラリー ウインターイルミネーション 2020」 ー (日産 グローバル本社ギャラリー / 神奈川)
「雨のうた」 オンライン個展 ー (HUNCH / 東京、Webサイト)
「Air Line_モビール_山吹偏光」 常設作品 ー (三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス 36階 / 東京)
「Sail and Light」 常設美術装飾 ー (LE CAFE V / 大阪)
「風のかけ声_大ユリノキ」 日本博 2020オープニング・セレモニー インスタレーション ー (東京国立博物館前庭 / 東京)
2019 「文化庁 文化経済戦略推進事業 Artist In the Office」個展 ー (野村ホールディングス株式会社 日本橋本社 / 東京)
「開館40周年記念「魔法の美術館」」 ー (豊橋市美術博物館 / 愛知)
「“クラゲのモビール” LAB09 くらげりうむ」常設美術装飾 ー (横浜・八景島シーパラダイス / 神奈川)
「トランス/マテリア」個展 ー (日本橋高島屋美術画廊X/ 東京)
2018 「Kosei Komatsu Studio 『All is calm, All is bright』」 ー ( 横浜ベイクォーター3F、4F、5F、ギャラリーBOX / 神奈川)
「クリスタルチャペル 海のモビール」 ー (シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル “クリスタルチャペル" / 千葉)
「展示会 二奏一曲」 ー (HUNCH / 東京)
2017「小松宏誠展 Air tracks」個展 ー (調布市文化会館たづくり1階 展示室 / 東京)
「姫路城×彩時記」秋 -color of the season-」 ー (姫路城西の丸百間廊下 / 兵庫)
「"THE ART AND SCIENCE OF LIFEWEAR" UNIQLO and Toray Celebrate 15 Years of Innovation」 "Evolving Lifewear"ブース展示物デザイン&インスタレーション ー (New York)
「夏木マリ・印象派NEO vol.3 不思議の国の白雪姫」 ー 美術協力 (世田谷パブリックシアター / 東京、ロームシアター京都 / 京都、ルーヴル美術館オーディトリアム / PARIS)
2016 「C-DEPOT Japan Fusion -風-」 ー (パークホテル東京 / 東京)
「魔法の美術館 光のワンダーランド」 ー (奥田元宋・小由女美術館 / 広島)
「MIDLAND CHRISTMAS 2016」 ー (ミッドランドスクエア / 愛知)
「GYRE dance as fall」 ー (GYRE / 東京)
「東レ先端材料展」 ー (東京国際フォーラム / 東京)
「憧れと庭」個展 ー (日本橋高島屋美術画廊X/ 東京)「どうしてみんな、花が好き?」 ー (まつだい「農舞台」ギャラリー / 新潟)
2015 「Nature Creations」 ー (スパイラル・ワコールアートセンター / 東京)「越後妻有 大地の芸術祭」 ー (十日町駅 / 新潟)
「Beyond the Clouds-雲の向こうに」 ー (越後妻有里山現代美術館[キナーレ] / 新潟)
2014 「伊藤若冲インスパイア展」ミラノサローネ
TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO 2014 ー (Padiglione Visconti. Via Tortona, 58 / MILANO)
「六本木アートナイト2014 動けカラダ!」 ー (六本木ヒルズ 毛利庭園 / 東京)

■受賞歴
2007 「第10回文化庁メディア芸術祭」アート部門審査委員会推薦作品
2015 「六本木ヒルズ ウエストウォーク クリスマスデコレーション Snowy Air Chandelier」'14年でDSA日本空間デザイン賞 2015 優秀賞を受賞。
2016 「MIDLAND CHRISTMAS」クリスマス装飾をデザイン・制作し、Red Dot Award 2016 Communication部門で受賞。

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《Winter Circlet》十日町駅構内 大地の芸術祭2022 photo by Ishizuka Gentaro

2015年の大地の芸術祭では、十日町駅に吊り型のインスタレーションを展開。大地の芸術祭2022 でも駅が開いている時間帯に鑑賞することができる。静かに廻る羽状のシャンデリアは、その影を周囲に映し出し、妻有の冬を象徴するような涼しげな空間を創り出している。

【出品作品】《Network_モニュメント_風景_1》2020 クモの糸、アクリル絵具、ラメ、木  1060×560×110mm

2015年に石渡愛子が発見した「蜘蛛の巣」の採集方法を、以降、小松宏誠とのコラボレーションワークとして段階的に発展させてきた。 作家によれば、自然への興味と、そこに人が関わっていく事のバランスに、絵画的表現者として向き合っているという。 この作品シリーズは、和紙や絹の製造からインスピレーションを得るところもあり、 自然の中で「蜘蛛の巣」を幾重にも重ねながら採集し、表現と強度を考えながら、1枚の大きなレイヤーを制作していくそうだ。そこに様々な手法と材料で着色し、レイヤーを重ね、絵を制作する。 こうして出来上がった絵は、「蜘蛛の巣」であり、同時に上空から見る都市と海岸線のようでもある。

【石渡 愛子】(企画・制作) 1984年 千葉県生まれ 2011年 東京藝術大学大学院美術学部デザイン科 修了 2006~ アトリエオモヤ所属アーティスト 2014年~ Kosei Komatsu Studio

【出品作品】《Network_モニュメント_風景_15》2020 クモの糸、アクリル絵具、ラメ、木  375×375×50mm

【出品作品】《Lifelog_glitch_peacock_10》2018 羽(クジャク)、紙、木、アクリルケース
クジャクの羽根の模様は、ストライプの糸状の羽根の集合体により表現されている。その配列を操作し、違った模様に再構築した作品。















石渡愛子x小松宏誠 《Network _モニュメント_風景_1》
2020
1060 x 560 x 110 mm / photo by Keizo KIOKU
クモの糸、アクリル絵具、ラメ、木
石渡愛子x小松宏誠《Network _モニュメント_風景_15》
2020
375×375×50 mm / photo by Keizo KIOKU
クモの糸、アクリル絵具、ラメ、木
小松宏誠《Lifelog_glitch_peacock_10》
2018
616×616×50 mm / photo by Keizo KIOKU
羽(クジャク)、紙、木、アクリルケース
小松宏誠《Lifelog_glitch_peacock_12》
2018
226 x 466 x 50 mm / photo by Keizo KIOKU
羽根(クジャク)、紙、木、アクリルケース

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