Collections of Echigo-Tsumari Art Triennale 2022

TODO

TODO 1969 -

TODO 1969 -

Born in 1969 in Tokyo. Raised in Ehime.
There is always the accumulation of time behind Todo's artworks. Artworks respond to the theme of "uniqueness of place" and are in various forms from sculptures made of materials picked up as he walks, something made of the book, clock, and old wooden box, to drawing capturing everyday life. The most famous artworks are stones enclosing the history of places from all over the world that are cut, embedded with glass, and polished up. The recent works use the rubbles of buildings disappearing in the metabolism of society and cultured pearls in Uwajima where he is originally from.

大地の芸術祭2022で初参加。大きな空き家を使い、代表作の石や柱の作品をはじめ、時折個展で発表していた時計や箱を用いた作品を発表。また地元の粘土質の土を使った初出品の陶器の作品など各部屋にそれぞれ違った作品を展開している。

「パレス黒倉」2022年 大地の芸術祭2022
ツギハギのような様相を持つ空き家の内部には、圧雪にも耐える強い柱と梁を備えた静かな空間が存在する。雪囲いで覆われた薄暗い空間に、外から一筋漏れさす光が神々しい。この象徴的な光を軸に、家からインスピレーションを受けて制作した作品を展示する。1階には3部屋、2Fには2部屋、計5部屋にそれぞれ違った手法だが彼の代表作品が配置される。

一階には白玉砂利を敷き詰めた冬の妻有のように静かなインスタレーションと、近郊の集落で解体された空き家の古材を用い、そこに蓄積された時間の重なりを見せる柱の間を展開する。雪国ならではの薄暗い1階の一室に光を引き込み、移築された立派な材木の隙間に挟まれたガラスがその反射の中に静かに光と時間を増幅させる。

2階にはこの空き家に残された住民の持ち物をアレンジして、藤堂の時計作品を加えた部屋を展開する。忘れられたこの建物の住民の記憶や時間の重なりが再び動き出すような部屋になっている

もう一つは白い部屋。もともとの間取りを変更し、真っ白にした窓越しに緑と光を感じられる、展望室のような空間に藤堂の作品がちりばめられる。見どころは、ドイツのガラスを用いたステンドグラスの窓と大きく開放した窓越しに見える景色。もう一つのせり出した窓からは、黒倉御集落が覗き見れる。 また、押し入れいっぱいに隙間なく詰め込まれた箱も藤堂の表現手法の一つ。

宮城県南部丸森町に位置する大蔵山は、2千万年前、火山が噴き上げ、マグマが冷え固まって形成された。その山が、二度も海底に沈み激しい地殻変動を経て生み出したのが伊達冠石。イサムノグチや、関根信夫など世界の彫刻家たちが魅了された石でもあります。
藤堂は、この伊達冠石の産地である丸森町にある大蔵山スタジオと共同で制作することにより大型の作品が制作可能となりました。50cm~60㎝クラスの大型作品を清津で初公開します。

Echigo-Tsumari Art Field

dtk 268204
2022
500x470x450 mm / photo by Keizo KIOKU
Datekan Stone, laminated glass
dtk 268112
2022
700x300x260mm / photo by Keizo KIOKU
Datekan Stone, laminated glass
dtk 268111
2022
300x250x310 mm / photo by Keizo KIOKU
Datekan Stone, laminated glass

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