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磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館

磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館(通称Soko/ソーコ)は、2015年、旧清津峡小学校の体育館をリニューアルし、「展示しながら、保管する」という新しい発想の元「清津倉庫美術館」としてスタートしました。妻有地域の玄関口として、又、本格的な現代の大型彫刻作品を展覧できる場として、「第6回大地の芸術祭」では多くの来場者を迎えました。その後、より充実させる空間として、校舎棟のリニューアルを進めてきました。美術品の「都市」と「地域」の交換を目的とする倉庫美術館は、都会を発表の場とする多くのアーティストが作品の保管場所に困っている現実と空家、廃校が増え続ける越後妻有の双方の「困った」を交換し、プラスに変換しようという試みです。今後もこれまで同様に現代美術の最前線の大型作品を鑑賞しつつ保管できる都会では得がたい場でありつづけるとともに訪れる人と地域との連携を深め、物産や地域の行事を行う場としても活用されていきます。新たに追加される校舎棟リニューアルには磯辺行久本人より寄託された数多くの作品を展示。これらを常設展示の柱としご紹介し、地域の地勢と暮らしをアートを通して深く知ることのできる地域の主要施設としても生まれ変わりました。

磯辺行久と当館

磯辺行久は2000年より信濃川をテーマとする「川はどこへいった」4部作や「土石流のモニュメント」など、その土地の特色を視覚化する作品を発表し、「大地の芸術祭」の思想的なバックボーンとして大地の芸術祭および妻有地域のアートに寄与してきました。これを機に、氏の作品を2017年の特別展示より「展示・保管」することになり、「倉庫美術館」の骨格が整いました。作家本人より寄託された数多くの作品を常設展示の柱とし紹介し、これまで同様に現代美術の最前線の大型作品を鑑賞しつつ保管できる都会では得がたい場でありつづける、地域の主要施設として生まれ変わりました。

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